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掲載された記事を紹介します。

 

ひとり旅 ひとり酒 2009年11月

 京阪神エルマガジン社から出版されました、太田和彦さん著『ひとり旅 ひとり酒』に掲載されました。 以前『西の旅』に掲載されたものに、新たに書き下ろしを加え再構築したものです。 画像をクリックすると拡大表示されます。 2010.01.22.

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あまから手帖 2009年4月

 クリエテ関西より出版されている『あまから手帖 2009年4月号』に掲載されました。 画像をクリックすると拡大表示されます。 2009.03.28.

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西の旅 2008年7月

 京阪神エルマガジン社より出版されている『西の旅 vol.18 Summer 2008』に掲載されました。 画像をクリックすると拡大表示されます。 2008.06.15

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KSB(瀬戸内海放送)ニュースレター

 KSBニュースレター5月号「窓際OLの逃避行」に掲載されました。 以下に記事の抜粋を。 2008.05.03.

包 容 力

直接家に帰れない夜がある。
日常とは別世界、バーでは愚痴もため息も吸い込まれるように消えてしまう。
酔ってほぐれて店を出る。

会社にシングルモルトの酒蔵を訪ねてスコットランドまで出かけた男がいる。酒場荒らしの彼が一番と言うバーが倉敷にあった。やっと機会に恵まれ、その男、後輩氏と茶屋町からタクシーをとばす。

オノダバーは静かな夜の街にたたずんでいた。足を踏み入れると、店内は目立って個性的というのではない。ただ、隅々まで空気が澄み切っている。後輩氏が、壁一面の瓶を指し、「この品揃えは西日本随一」と説明する。なるほど400本を越えるモルトウイスキーは壮観だった。

バーをはじめたきっかけは?・・・カウンターの向こう、蝶ネクタイ姿のご主人は、私の野暮な問いかけを、やんわりとかわす。うなだれる私に、後輩氏が手洗い行きを勧める。そこには小さな額がかけてあった。

「BARとは、酒を飲むことを目的に、静かに語り合い、思いを巡らす場所である。と店主は考えています。酒を飲むことは、大人に与えられた特権です。場を読み、他のお客様へ配慮ができる飲み手が集う。そんな酒場で飲みたいと私は思うのです。」

内装が、カクテルの処方が、品揃えが、バーテンダーの振る舞いがと、スノビッシュな話題よりも、バーの値打ちは空気感なんだろう。酒の扱いも人の扱いもけれんみのないご主人。そこで分別ある大人が命の洗濯を。心地よい酔いと深い癒しの時間。

隣では、後輩氏がラブーリン16年、お次にアードベック6年で、幸せそうな横顔を見せている。昔憧れた人がカウンターでラフロイグを教えてくれた。ウイスキーとはこんなに素敵なものかと、惚れ直した。シングルモルトを味わうたび、その個性の豊かさは男性に例えられるなどと生意気な想像をしたりする。

バーは、大人の男の領域。その絵の片隅に、邪魔にならぬよう収まりたいものだ。自由と粋を嗅ぎ分けながら。

 

社内報 Park KSB 2008年5月

 KSBの社内報『Park KSB』 2008年5月号に掲載されました。 画像をクリックすると拡大表示されます。 2008.05.07.

パークKSB

 

Wink 2007年11月

『Wink』 福山・備後版 2007年12月号に掲載されました。  画像をクリックすると拡大表示されます。 2008.05.07.

ウィンク

 

Osera 2007年10月

 『Osera』 2007年晩秋号に掲載されました。 画像をクリックすると拡大表示されます。 2008.05.07.

オセラ

 

Whisky Voice 2007年4月

 サントリーより出版されている 『Whisky Voice』 第27号に掲載されました。 画像をクリックすると拡大表示されます。 2008.06.01.

サントリー・ウィスキー・ヴォイス